寺暦
妙源寺のあゆみ
妙源寺の沿革
当山は、勝鷹院日賢上人(明治38年11月10日~昭和37年8月1日)が昭和27年9月1日に「法華宗宣法山妙源寺」と寺号公称し、開創されました。
恩師宣誠院日泰聖人(総本山第65世)を御開山と仰ぎ、自らを開基として法華経弘通の道場として教践拡張に精進されたのを始めとします。
日賢上人は大正5年に福井県四ヶ浦(梅浦)妙泉寺の日泰聖人の門に入り出家得度しました。
同12年に関東大震災にあい渡道、小樽市にある日蓮宗最上山妙国寺に一時役僧として奉職しつつ、小樽市を拠点に一寺建立の志を立て、総本山に設置願いを提出しました。
大正15年小樽市手宮町に開教の基礎を整え、昭和2年に一家屋を借用し本妙法法華宗手宮教会を創設。
恩師日泰聖人を大導師に招き開教式を奉修しました。
昭和4年小樽市長橋町8番地に14坪の家屋を借用して長橋教会と称し、同年同町14番地に移転、法華宗信正教会と称します。
昭和21年に長橋町3丁目に1640㎡の土地を購入し、同25年本堂及び庫裡を新築。同27年9月1日、法華宗宣法山妙源寺として寺号公称しました。
同33年納骨堂を新築。同37年8月1日勝鷹院日賢上人御遷化(法寿57歳)。同年勝彦院日央上人第2世法燈継承。同51年開祖日眞大和尚450遠御忌に庫裡増改築。同55年高祖日蓮大聖人700遠御忌に本堂増改築。平成4年11月5日開基坊守妙蓮院日華法尼遷化(林なは法寿86歳)。同15年3月21日新本堂建立普請事業開始。同16年4月26日御本尊遷座式奉修。同5月1日本堂庫裡一部解体。同年同月16日地鎮祭奉修。同年2月19日新本堂入仏式奉修。同年4月庫裡全面解体。同17年6月4日新本堂落慶法要並びに法燈継承式奉修。勝信院日慧上人第3世を継承し現在に至ます。同28年3月本堂屋上防水及び壁の保修作業。同年11月4日第2世勝彦院日央上人遷化(林勝彦法寿89歳)。
旧本堂外観 | 旧本堂内陣 | 新本堂外観 |
幼児教育(学校法人 慧光学園 長橋幼稚園)
また、日賢上人は昭和29年より幼児教育の重要性を考え、本堂庫裡の一部を開放し、仏教保育を理念に園長として私立長橋幼稚園を開設しました。昭和57年には学校法人慧光学園長橋幼稚園と称し、日賢上人亡き後は勝彦上人が2代目園長兼理事長に就任しました。
平成11年に園舎を新築し、勝彦上人は理事長に専任、勝信上人が3代目園長に就任。平成16年に勝信上人が2代目理事長に就任、園長を兼任し現在に至ります。