尼港殉難者追悼法要
公開日:2020年5月22日
尼港殉難者追悼法要
大正9(1920)年12月13日、ニコライスク(尼港)にて赤軍部隊パルチザン遊撃隊は駐留していた日本軍二個中隊に
攻撃をしかけ全滅に追い込み、引き続き無差別な殺戮を開始し日本人将兵318名・日本人民間358名が犠牲になった。
さらに日本人だけでなく尼港市民5,000人を虐雑した。
事件後、日本軍により荼毘にふされた日本人の遺骨は、一時樺太のアレクサンドルフスクに仮保管されたが、大正13年小樽市民の総意のもと軍部に請願し遺骨が小樽に移され、手宮の地に「尼港殉難者追悼碑」が建立され、以来今日まで関係者各位参集のもとで追悼法要が営まれてきている。
小樽佛教会は、この追悼法要を通じて全世界の平和を祈り「いのちたいせつ」を心から願い表白と捧げ聖教を読誦し「5月24日を忘れるな」との思いで毎年追悼法要を営んできております。
毎年5月24日 午後1時より小樽最上墓地万霊塔前で聖教を読誦、午後2時より手宮公園内「尼港殉難者追悼碑」前にて法要を厳修致しております。
残念ながら、このことを知らない方が増えてきており、ご縁のある方々が少なくなってきております。
お気持ちを捧げて頂ける方があれば、是非とも手宮の殉難碑にご参拝して頂き、掌を合わせて頂ければ幸いです。
尚、昨年の令和元年5月24日には100回忌を迎え、ご遺骨を仮安置した石山町の浄應寺のご本堂で粛々と大法要を営みましたところ、多くの方々にお参りを賜り、恙なく終了させて頂きましたことに心より篤く感謝申し上げます。