冬至

冬至

旧暦11月、子の月の中気で、新暦12月22日頃である。天文学的には、太陽が黄経270度の点を通過するときをいう。

この日、太陽赤道以南の南半球の最も遠い点に行くため、北半球では太陽の高さが最も低くなる。そのため、昼が一年で一番短く、夜が一番長くなる極点となる。冬の季節の中間点で、太陰太陽暦の時代には、冬至は歴の計算の起算点として最も重視されていたが、現在の太陽暦では春分の方が重視される。

この頃から次第に寒さも厳しくなる。年末頃に日本列島を通過する低気圧を、特に年末低気圧と呼び、これを境にして本格的な冬将軍の訪れになることが多い。鹿の角がとれ、雪の下から麦が伸びてくる。

昔から、この日を祝う風習があり、特にその日が旧暦11月1日にあたると「朔旦冬至」といって瑞祥とされ、宮中では祝宴が行われ、民衆も小豆粥やかぼちゃを食べ、冷酒を飲み、ゆず湯に入る風習がある。

冬至は、南回帰線ともいい、南線23度27分を走る線。太陽は冬至の日に、その線の真上を通過し、以後再び北上する。

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