仏壇の祀り方

仏壇の祀り方

法華宗の檀信徒の家のお内仏(お仏壇)には、中央に御曼陀羅(ご本尊)、その前に日蓮聖人の御尊像が安置されています。

その横には、ご先祖様の位牌や過去帳が置かれ、朝な夕なに御灯や香華を手向け、家族一人ひとりの心を手向けることが大切です。

祖師像を安置されているお宅では、寒くなる時期には「綿帽子」をかけてあげるようにして頂きたいものです。

位牌は、仏壇に向かって右側に古いご先祖を祀り、左側には新しい仏様を祀ります。

ご両親の場合、向かって右側が父(男)、左に母(女)を安置します。

このように祀られた仏壇は、どのような意味に考えたらよいのか?

法華宗のお仏壇は、霊山浄土(りょうぜんじょうど)の仏様の姿(世界)を表したものです。

御曼陀羅の中央に書かれた「南無妙法蓮華経」の御題目の光明に照らされた本有の尊形となる仏国土、それはとりもなおさず霊山浄土という仏様の世界なのです。拝ませて頂く私たちまでも深く包んでくださる仏の大慈大悲のお姿です。

また、日蓮聖人は御遺文の中で自ら霊山浄土の釈尊のもとに赴くことを表明され(霊山往詣)、かつ日蓮聖人やお弟子・檀那(檀家信者)たちも必ず霊山浄土に参り、寄り集う姿を示すのが、各檀家に安置されるお仏壇です。

朝夕に香華を手向けることは大事ですが、何より唱題(題目を唱えること)を行うことが最も大切なことであります。

努めてお仏壇にお勤めするよう心がけたいものです。

法華宗宣法山妙源寺

〒047-0036 北海道小樽市長橋3丁目13番9号
TEL・FAX:0134-32-1958

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