「団扇太鼓」について

「団扇太鼓」とは
「うちわ太鼓」は日蓮門下(法華さん)独特のものです。伝説によると、念仏宗の信仰に熱中していたある僧侶が日蓮聖人のご説法を聞くうちに念仏の教えから改宗して日蓮聖人のお弟子になりました。
ところが、それまで念仏を唱えるときには、いつも鐘をたたいて調子をとり、一定のリズムにのって唱えていたものが、御題目を唱えるときに、何もなくてはどうも寂しい、具合が良くない。なかなかリズムにのって唱えるには難しい。
そこで、「御題目を一心に唱え込むために何か良い方法はないものか」と考えあぐねたすえ、太鼓を叩いて御題目をあげてみた。すると大変具合が良いので、日蓮聖人にお許しを戴いて、いつも太鼓を叩いて御題目をあげるようになったと伝えられております。
日蓮聖人は、この僧に、首題坊日唱と僧名をおつけになられた、と伝えられております。
その後、時代を経るに従い、太鼓の形も色々と工夫され良い太鼓が多くなっております。携帯用に今日のような独特の団扇太鼓が作られるようになったのです。合掌

法華宗宣法山妙源寺

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