尼港殉難者追悼法要
公開日:2015年5月24日
尼港殉難者追悼法要
大正9(1920)年12月13日、ニコライスク(尼港)にて赤軍部隊パルチザン遊撃隊は駐留していた日本軍二個中隊に
攻撃をしかけ全滅に追い込み、引き続き無差別な殺戮を開始し日本人将兵318名・日本人民間人358名が犠牲になった。
さらに日本人だけでなく尼港市民5,000人を虐雑した。
事件後、日本軍により荼毘にふされた日本人の遺骨は、一時樺太のアレクサンドルフスクに仮保管されたが、
大正13年小樽市民の総意のもと軍部に請願し遺骨が小樽に移され、手宮の地に「尼港殉難者追悼碑」が建立され、
以来今日まで関係者各位参集のもとで追悼法要が営まれてきている。
尼港殉難より本年で98年の歳月がながれた。
小樽佛教会は、この追悼法要を通じて全世界の平和を祈り「いのちたいせつ」を心から願い表白と捧げ聖教を読誦し
「5月24日を忘れるな」との思いで本年度も追悼法要を厳修致します。
来る平成29年5月24日 午後1時より小樽最上墓地万霊塔前で聖教を読誦
午後2時 手宮公園内尼港殉難者追悼碑にて法要を厳修致します。
ご縁のある方々が少なくなってきております。
お気持ちを捧げて頂ける方があれば是非とも手宮の殉難碑にご参拝ください。
尚、平成31年には100回忌を迎えます。
その際には、改めてご案内申し上げますので是非ともお参りを戴けますれば幸に存じます。
小樽佛教会 第27・28代会長 妙源寺住職 林 勝信