立春
公開日:2010年2月4日
立春
旧暦正月、寅の月の正節で、新暦2月の4日頃(節分の翌日)である。冬から春に移る時節にあたり、天文学的には太陽が黄経315度の点を通過するときをいう。この日の前夜を年越しとする風習がある。このため正月節、歳首月などともいう。
旧暦の上(節切り)では、この日が一年の始めとされた。「春立つ」「春来る」などともに、春の代表的な季語になっている。日足が
伸び、この頃から気温は上昇に向かい、木々もしだいに芽吹き始める。春の気配をどことなく感じる季節である。
この日の早朝、禅寺では入口に、立春大吉と書いた紙札を貼る風習がある。
また、立春は雑節に基準日で、八十八夜・土用・二百十日など起算するもとになる。