「御会式」について
「御会式」について
法華宗の開祖、日蓮大聖人(にちれんだいしょうにん)のご命日の法要を「御会式(おえしき)」といいます。
御会式とは、ご開祖のご命日忌に多くの僧侶と檀信徒が集まっての法要のことを指します。
ご開祖のご命日忌の呼び名は、「御会式」の他に「報恩講」「御影供」などがあります。
現在では「報恩講」は真宗寺院の親鸞聖人のご命日忌のことを指し、「御会式」は日蓮聖人のご命日忌を指すようになっています。
ちなみに、江戸時代より「大師は弘法にとられ、祖師・会式は日蓮に占められる」とまでいわれたほどです。
〈日蓮聖人の簡単な略歴〉
貞応元年(1222年)2月16日に安房国房州小湊(千葉県)ご誕生されました。幼名は善日麿。
12歳の時に清澄山に登り道善御坊に師事、名を薬王麿を改名する。
16歳の時、出家得度し是正坊蓮長と名乗る。
32歳の時、建長5年(1253年)4月28日には、千葉県の清澄山の旭ヶ森にて、御来光(朝日)に向かって初めて「南無妙法蓮華経」と声高らかに御題目を唱えし「法華宗」を立教開宗された。この時「日蓮」と名乗る。
日蓮聖人は数多くの法難にあいながらも不自惜身命の布教活動で尊い法華経と有り難い御題目をお広めた。
弘安五年(1282年)10月13日、武蔵国池上(東京)で御年61歳の波乱のご生涯を終える。
毎年10月になると全国の法華系統の寺院がそれぞれ日を定めて「御会式」を奉修し報恩感謝のまことを捧げます。
今年の御会式は第728回目の遠御忌です。
当寺では、毎年10月第一日曜日の午後1時から「御会式」を奉修しております。
今年は、10月4日(日曜日)午前10時から長橋幼稚園園児たとのお参りで、正午から檀信徒のお参りとなっております。
どなたでもお参りできますので是非いらしてください。